2021-09-29 “にしん漬け”で有名な留萌の老舗“丸タ田中青果”が開発した“夜のサラダ”とは?|HFT11

“にしん漬け”で有名な留萌の老舗“丸タ田中青果”が開発した“夜のサラダ”とは?|HFT11

丸タ田中青果の歴史

〔丸タ田中青果の前身「田中商店」〕

“にしん漬け”は北海道において、重要な伝統食文化の一つです。

代々受け継がれてきた“にしん漬け”の味を守り続ける家庭も多くあり、親から子へ、子から孫へと製法が継承されています。

寒さ厳しい北海道の冬に良く食べられる“にしん漬け”。

にしん豊漁の時代から現在まで続く家庭料理として、根強いファンも多く、北海道に根付いた郷土の味です。

 

さて、今回ご紹介する「丸タ田中青果」さんは、お祖母さんから伝承された“にしん漬け”を商品化し、販売している留萌の老舗です。

 

〔やん衆にしん漬け〕

 

独自の製法によって凝縮された“にしん”と“野菜”の旨みが特徴の看板商品「やん衆にしん漬け」は、道内のみならず、全国の物産展でも人気の商品となっています。

現在では“にしん漬け”を始めとした漬物類を中心に展開している「丸タ田中青果」さんですが、元々は青果の取り扱いを中心とした青果移出問屋でした。

昭和33年に現在の社長、田中欽也さんの先代である田中常男さんが「株式会社 丸タ田中青果」を設立しています。

 

〔昭和40年代頃の店舗〕

 

その後、地元増毛町で有名な漬物名人であったハマさん(現在の社長、田中欽也さんの母方のお祖母さん)から「漬物をやりなさい、絶対に売れるから」と言われたことが切っ掛けとなり、常男さんがハマさんの元で修行。昭和49年に「漬物部」が設立され、漬物の製造・販売が始まっています。

しかし、北海道の郷土料理の味を全国に広めることが可能となる“にしん漬け”の完成までには、まだ多くの時を要しました。常男さんはハマさんの“にしん漬け”を食べた時に「この日本一美味しい漬物を全国に販売したい」という夢を持ちましたが、その夢は息子である欽也さんへと託されます。

 

〔代表取締役社長の田中欽也さん〕

そして、父、常男さんの夢であった全国に届けられる「にしん漬け」の開発に挑戦。時間の経過と共に味が変化してしまう「にしん漬け」の発酵のコントロールに多くの時間を費やし、15年もの長い年月を掛けて、お祖母さんの味を継承した「やん衆にしん漬け」が完成したのです。

 

〔販売中のピクルス商品(一部)〕

現在は欽也さんの妻である美智子さんがピクルスを担当し、バラエティーに富んだラインナップにて漬物の販売を展開しています。

 

「夜のサラダ」とは?

〔「夜のサラダ」パッケージ。右下は文中の①②③〕

鷹栖町で野菜生産を行っている原崎農園が主体となり、丸夕田中青果とREA(リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ)が参加し、『北海道肴漬物アカデミー』を発足。

道内在住の50代の女性層や夫婦をターゲットとした「酒の肴になるプチ贅沢漬物」をコンセプトとして「夜のサラダ」シリーズを開発しました。

ラインナップは「①ビーツと卵のピクルス」、「②ラディッシュのエシャロットドレッシング漬」、「③ニンジンのオイル漬」の3種類。

会議の中で出た「アラフィフには、包丁どころか皿さえ出したくない日もあるのよ。」という言葉が切っ掛けとなり、開発・商品化された「おつまみ漬物」です。

原崎農園さんの旬の野菜を中心とした優れた“素材”、丸タ田中青果さんの“技”によって、わがままな大人をも満足させる、絶品のおつまみが完成しています。

お酒に合う味を追求し、“美味しく”て“お洒落”な大人のための「夜のサラダ」です。

現在、販売に向けて準備が進められています。(個別オーダーのみ対応中。但し、生産調整が可能な場合のみ)

令和2年度のノーステック財団の「地域産業クラスターものづくり支援事業」を活用した開発商品です。

今後、ライズ北海道での取り扱いについても商談を進めて参りたいと思います。

道産素材と北海道の歴史の中で育まれてきた技から生まれた魅力的な商品「夜のサラダ」。

第二弾の計画も進行中とのことなので、今後も注目していきたいと思います。

 

沿革

<田中商店~丸タ田中青果>
昭和6年    丸タ田中青果の前身、田中ナツが田中商店を営む
昭和33年  株式会社丸タ田中青果創立 代表取締役 田中常男(青果・生花取扱)
昭和49年  漬物部創設
平成7年    第二回北海道加工食品フェア優良賞受賞
平成11年  田中常男逝去、田中和子 代表取締役就任
平成15年  札幌三越店常設開始
平成18年  新社屋落成
平成20年  北海道いってみたいお店 準大賞受賞
平成20年  田中欽也
 醤油名匠 受賞
平成26年  北海道庁主催 北のハイグレード商品認定(ピクルス各種)
平成26年  札幌エスタ大食品店街 常設開始
平成29年  田中欽也 代表取締役就任
令和元年  カフェ「Love Vegetable Tanaka」オープン

 

企業情報

◆企業名|株式会社 丸タ田中青果
◆住所|留萌市栄町2丁目3番21号
◆電話番号|0164-42-0858

 

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