丸タ田中青果は、留萌市でお祖母さんから伝承された“にしん漬け”を中心に漬物の製造販売を行う会社です。
にしん漬け以外にもピクルスやお酒に良く合う新スタイルの漬物「夜のサラダ」など、革新的な商品の開発も行っており、伝統の味を守り伝えるだけではなく、時代に合わせた商品の開発も行っています。
「夜のサラダ」は、丸タ田中青果と、鷹栖町で野菜の生産を行っている「原崎農園」が主体となり、「酒の肴になるプチ贅沢漬物」というコンセプトで開発されました。晩酌のお供に抜群の相性で、お酒が進む「おつまみ漬物」として、おすすめの商品です。
丸タ田中青果
酒の肴になるプチ贅沢漬物『夜のサラダ』
鷹栖町で野菜生産を行っている原崎農園が主体となり、丸夕田中青果とREA（リテイル・エンジニアリング・アソシエイツ）が参加し、『北海道肴漬物アカデミー』を発足。道内在住の女性や夫婦に楽しんでいただける「酒の肴になるプチ贅沢漬物」をコンセプトとして「夜のサラダ」シリーズを開発しました。お酒に合う味を追求し、“美味しく”て“お洒落”な大人のための「夜のサラダ」です。お酒との相性抜群の新スタイル漬物です。
野菜を愛する漬物メーカー、匠の技
丸タ田中青果の田中美智子さん（統括本部長）は留萌市栄町で“Love Vegetable TANAKA”という“野菜を愛でるカフェ”も営んでいます。丸タ田中青果として長年に亘って野菜を取り扱い、近年ではピクルス等の新商品を製造する上で、今一度ルーツに立ち返り、野菜そのものを見つめ直してみようという思いから2019年にOPENしました。これまで培った野菜に関するノウハウをお客様に提供していく場所として、無添加にこだわり、やさしく野菜を摂れる場所として営業を続けています。
創業のルーツでもある“おばあちゃん”（代表者である御主人の祖母）が“ニシン漬の名人”で、お義父さんがその味を再現し、商品として販売を始めました。しかし、発酵食品のため、袋が膨張するなど、流通を行う上で様々な問題もあり、開発には長い年月を要しました。そして二代に亘る苦労の末、現田中代表が10年以上の年月を掛けてニシン漬が完成。現在は留萌の本店の他、札幌市内3ヵ所、増毛町１ヵ所の計5ヵ所で販売を行っている他、日本全国の催事にも出店しています。
“ものづくり”は御主人が担当と語る田中さんですが、自身も間近で見てきた者として丸タ田中青果の屋号を守っていく以上、野菜のスペシャリストになりたいと思い、野菜を勉強し、その学びの中で特に女性が好む“ピクルス”に辿り着いたといいます。その後、“女性がお酒を飲むシーン”をターゲットにした結果､「夜のサラダ」の開発へと進むことになりました。女性がお酒のつまみとして食べる上で、罪悪感の無いものを作りたいというコンセプトが形となり、「夜のサラダ」の完成へと至っています。
美しい景色、自然との共存
留萌市を通る“日本海オロロンライン”にある“黄金岬”。ニシン豊漁の時代、見張り台となっていた岬に、夕日に照らし出された群来（ニシンが産卵のために海岸へ押し寄せること）が光り輝いて、海面を“黄金色”に染めながら押し寄せたということから、そう呼ばれるようになりました。柱状の奇岩が積み重なったような荒々しい景観の海岸で、沈みゆく夕日が景色を美しく染め上げる「日本一の洛陽」として知られる名所です。丸タ田中青果は、その美しい自然と共存し、漬物づくりを続けています。
「夜のサラダ」の製造については、季節によって使える野菜が限られること、それに伴い年間を通して一つの製品を製造できないこと、都度パッケージを変えなければならないことなど、安定的に製造･販売をしていく上での課題がありました。そして、試行錯誤の結果、素材ベースでは無く、三種の調味料をベースにそれぞれの味付けで、その時々の野菜の美味しさを引き出すという形に辿り着きました。その後、冷凍保存等も併用し、一年中生産が可能な体制を確立するに至っています。
商品紹介
『アラフィフには、包丁どころか皿さえ出したくない日もあるのよ』という言葉が切っ掛けとなって開発された「夜のサラダ」。原崎農園さんの旬の野菜を中心とした優れた“素材”と、丸タ田中青果さんの匠の“技によって、大人をも満足させる「おつまみ漬物」として誕生しました。「鮭の肴になるプチ贅沢漬物」としてシリーズ化し、お酒に合う味を追求した美味しくてお洒落な大人のための「夜のサラダ」です。是非、“罪悪感の無い”ヘルシーなおつまみをお供として、お酒をお楽しみください。