札幌市の都心部が一望できる不思議な絶景スポット!「旭山記念公園」

札幌市の都心部が一望できる絶景スポット「旭山記念公園」からの景色
2016-06-12

 

札幌市中心部から直ぐに行ける絶景スポット

今回は札幌市都心部のビル群を文字通り目の当たりにできる超絶絶景スポット!
「旭山記念公園」をご紹介致します。

札幌の名所で「ギャップ」「違和感」と言えば、さてどこでしょうか?
答えはもちろん「札幌時計台」ですよね(笑)

その札幌時計台に勝るとも劣らないと言っていい程、札幌で「ギャップ」と「違和感」を感じるスポットがこの旭山記念公園です。

上の画像のような見事な景色を、札幌中心部からたったの5km、車で僅か10分程の距離で体感できるという稀有な眺望スポットです。

初めて訪れた方の殆どが魅了され、リピーターも非常に多いというこの公園。

山頂展望台から望む景色は、計算しつくされたであろう絶妙な高さと距離感によって、非常に不思議な感覚に包まれてしまうという場所です。

公園までの道のりとしては確かに登りが続きます。しかし、住宅街の道を進むため、然程高いポイントにまで登ってきたという実感がありません。

それがそれが。公園に着いて見えるのは想像だにしなかったこの絶景!

個人的な意見ではありますが、公園までの道程(前述)でイメージしていたものと現実に見える眺望とに隔たりがあるため、脳が錯覚を起こし、混乱を生じた結果、不思議な感覚に包まれてしまうのではないかと考える次第です。

 

不思議な感覚に包まれる札幌市の旭山記念公園からの景色、眺望


尚、先ずお詫びを申し上げます。上の画像をご覧頂ければ一目瞭然、実は我々が取材で向かった日は見事な霞空でした・・・。

如何に日頃から徳を積んでいないかということが如実に現れた結果です(笑)
(最上部の画像は後日撮り直したものです)

「晴天の画像はそこら中に転がっているので、敢えて曇り空の日を選んで撮影しました」などという苦しい言い訳は致しません(笑)

しかし、撮影をしたこの日については、晴天時とはまた違った感覚を味わうことができました。

呑み込まれてしまいそうな程の圧倒的なスケールと迫力。それでいて箱庭のようにも見え、手を伸ばせば届きそうな感覚。セピアのビル群が浮かび上がり、眼前に迫ってくるような光景。

近くで見ていた方々の会話も聞こえてきます。「リアル過ぎるジオラマの中で自分もミニチュアになった感覚」「レゴブロックの世界に迷い込んだみたい」。言いえて妙。

我々の目の前には、うまく言葉で伝えることのできない不思議な景色が広がっていました。

 

旭山記念公園の由来

以下は公園の石碑より

  • <旭山記念公園の由来>
    札幌市創建100年(昭和43年)を記念して 昭和41年から5年の歳月と1億5千万円で昭和46年に開園しました
    用地は昭和22年北海道拓殖銀行からの16.5ヘクタールの寄付地を核とした面積20.8ヘクタールで 見事な街の眺望を活かしたイタリア露壇式とイギリス風景式等の手法を加味した設計のもとに 市民記念樹による結婚の森・誕生の森・ポーロランド・ミュンヘンの森・JCの森およびライオンズの桜など楽しい樹林地と善導から百種類の樹木を集めた学びの森があり 山頂展望台の海抜は135.5メートルであります


この由来の中に「イタリア露壇式」「イギリス風景式」の手法を加味して設計したとの記述があります。よってこの不思議な光景は決して偶然の産物では無く、狙って得られたものだということが分かります。


札幌市の旭山記念公園は「イタリア露壇式」「イギリス風景式」の手法を加味して設計されている

 

恋人達が集うスポット

我々が撮影に向かったのは夕暮れ間近、美しい夕日を一目見ようと、多くの「恋人たち」がこの公園を訪れていました。


恋人たちが集う札幌の旭山記念公園


札幌中の恋人たちが集うと言ったら過言ですが(笑)
この時、公園にいた人たちの半分以上は男女ペア。

その中でスーツ姿のデカい男2人が一眼レフと大きなカメラバックを抱えて「ああでもない、こうでもない」と難しい顔をしながら徘徊する様は、怪しいことこの上ないものでした(笑)

 

美しい夕日が見られる札幌市の旭山記念公園


しかし、周囲の空気も読まずに真面目に仕事に取り組む我々の熱意を認めて下さったのでしょう(笑)

なんと神様からのご褒美が!一瞬でしたが雲間から真っ赤に燃える情熱的な夕日を拝むことができました。

 

優れた観光資源なのに「もったいない」

旭山記念公園の駐車場は然程広くはありません。
山頂展望台真下の第1駐車場に停められるのはせいぜい50台位でしょうか?
200~300m程下にある第2駐車場も駐車できるのは大凡20台程度。
何れも大型バス用の駐車スペースは無いようです。
(羊ヶ丘公園には多くのバス駐車スペースが用意されています)

この日はわざわざタクシーで来られた観光客の方もいましたし、海外からの家族連れも見えました。

これだけ素晴らしい観光資源を持ちながら、観光バス用の駐車スペースも無いという現状。
非常に「もったいないな」という印象を持ちました。

脳が混乱する程(笑) 感動を呼ぶスポット「旭山記念公園」!

観光でいらっしゃった方も、また、札幌市民でまだ行かれていない方も是非足を運んで頂ければと思います。


 

 

住所・地図・アクセス・開園時間

◇住所|札幌市中央区界川4丁目4
◇開園時間|6:00~22:00(閉園時施錠)
◇アクセス|地下鉄東西線「円山公園」からJR北海道バス(円13)で「旭山公園前」下車、徒歩3分