北海道新幹線「新函館北斗駅」~周辺および駅舎内部のご紹介~

北海道新幹線の新函館北斗駅に停車するはやぶさ
2016-07-09

 

さて、前章に引き続き「新函館北斗駅」をご紹介します。

2016年5月16日の情報です。

既にお伝えした通り、七飯町方面(大沼方面)から道道96号線を北斗市方面に向けて走り、北斗市に入ってから約2.5km進むと、新函館北斗駅に入るための新駅駅前通り(道道262号線)があります。

 

「新駅駅前通り」が出来た?

新函館北斗駅を示す青看板

 

上の青看板が見えると直ぐ左折です。

 

新函館北斗駅への向かう長い直線

 

見えてきました!

正面に見えるのが「新函館北斗駅」の駅舎です。
尚、この画像を見てお分かり頂ける通り、この日、人影はありませんでした。

 

駅前にあった外食店はたった1軒のみ!?「畑のレストラン ゆい」

新函館北斗駅駅前にあった畑のレストランゆい

 

新駅駅前通り沿いにあるお店は1軒だけでした。

その名も「畑のレストラン ゆい」さん。

カントリー調のお洒落な建物と明るい色調の樹木を調和させたお庭がセンスの良さを感じます。

まだ開発の進んでいない駅前周辺に唯一華を添える存在でした。

営業時間は11:00~17:00(ランチタイム|11:00~15:00、カフェタイム|15:00~17:00)で、平成28年初夏よりディナータイムを始められるそうです。

 

駅前はレンタカーの店舗ばかりでした・・・

 

駅前にあった建物は殆どがレンタカー関連の営業所や店舗でした。

 

新函館北斗駅の駅前はレンタカーが多い

 

現状、空き地は駐車場として利用されています。

 

駅の真横にホテル建設中!「ラ・ジェント・ステイ新函館北斗」

新函館北斗駅横に建設中のホテル・ラ・ジェントプラザ函館北斗

 

駅の真横では2017年春のOPENに向けてホテルが建設中でした。
ホテル名は「La'gent Stay(ラ・ジェント・ステイ新函館北斗)」※
市が造成した駅前の第1区画に建設が進められており、ホテルと商業施設(物販や飲食店など)が入る複合施設となる模様で、総事業費は約20億円。
6階建てのビルには、1階に物販や飲食店、2~6階には客室100室のホテルや温浴施設の他、レストランやフィットネス施設が入る計画です。

※最終的なホテル名は「ホテル・ラ・ジェントプラザ函館北斗」

 

新函館北斗駅前にあったサッカーコート

 

建設中のホテルの隣にはサッカーコートもありました。
正直、新幹線駅の目の前にサッカーコートがあるというのは驚きでした。

 

新函館北斗駅前にあったスケートボード場

 

サッカーコートの向かい側にはスケートボード場もありました。

 

駅に入ると「北斗の拳」のケンシロウがお出迎え♪

新函館北斗駅の駅舎に入ると北斗の拳の銅像が迎えてくれる

 

さて、駅舎内のご紹介です。

正面、南口から駅舎に入ると先ず迎えてくれるのは不朽の名作「北斗の拳」の主人公である「ケンシロウ」の銅像です。
「北斗」繋がりから北斗市の有志が中心となって制作されたもので高さ1.9メートル(台座含む)、重さ約700kg。
尚、銅像の原型製作をされたのもこれまた彫刻作家の「北斗」である清河北斗さん(ということで北斗三烈拳!(笑))

作品名は「明日への秘孔」。
立ちはだかる障壁の要所(いわゆる経絡秘孔)を北斗神拳で突き、消し去る姿をイメージして制作されたそうです。

まだまだ開発が進んでいない新函館北斗駅周辺。
厳しい状況を打破するべくケンシロウが「明日への秘孔」を突き(「うぁちょ~ぅぅ!!」)後押しをしてくれています(笑)

 

アンテナショップ『ほっ)とマルシェおが~る』には数多の道南土産が勢ぞろい!

新函館北斗駅舎内のアンテナショップ、ほっ)とマルシェおが~る

 

南口を入って直ぐ右には、みなみ北海道の特産品を販売している北斗市のアンテナショップ
『「ほっ」とマルシェ おがーる』があります。
因みに「おがーる」とは道南の方言である「おがる」が由来です。
「おがる」=「成長」ということで、道南の特産品が北海道新幹線開業を追い風により広く全国に知れ渡ることによって地域が成長して行こうという意味が込められているそうです。
新函館北斗駅へ訪れた際は、是非「おがーる」にて道南の名産品・特産品の数々をお土産としてご購入頂ければと思います。

 

新函館北斗駅舎内のパネル展示スペース

 

南口を入って正面(ケンシロウの隣)にはパネル展示スペースが設けられていました。

尚、ご覧の様に内装にはレンガがふんだんに使われています。
北斗市中心部から知内・木古内方面に向かって7~8kmほど走ると高速道路の「北斗茂辺地IC」があります。
この茂辺地地区からは良質の粘土が取れたため、明治初期頃、同地に北海道で最初のレンガ製造所が建てられました。
新函館北斗駅舎の建築に際しては北海道の開拓に貢献した当時のレンガを再現し、象徴的なものとして使われているということです。

降車後もしくは乗車までの時間、是非こちらにお立ち寄り頂き、北海道に関する情報や歴史等をご覧頂ければと思います。

 

改札は2階です

新函館北斗駅のエスカレーター

 

改札は2階となっております。
1階を一通り廻った我々はエスカレーターで2階へと上がりました。

 

デザインが優れた駅舎内部

新函館北斗駅の二階、お洒落な駅舎内

 

2階のコンコースです。

この駅舎建設にあたっては北斗市側より地元材の活用や周辺の自然景観との調和が要望されたということで、先ず天井には地元材である「道南杉」が使用され、温もりを感じる特徴的なデザインに仕上げられていました。

また、画像左側に見える特徴的な形状の白い柱は北斗市の名所である「トラピスト修道院」のポプラ並木をイメージしたもので、構造的に重要なものであると共に駅舎の象徴として据えられています。

機能的でありながらもデザインに拘り、見事なアート空間を演出した駅舎内。
その数々の拘りから北斗市、JR北海道を含め、関係者全ての北海道新幹線に掛ける熱い想いが伝わってきます。

 

話題の駅弁ショップ「BENTO CAFE 41°GARDEN」見参!(店内で食事も可能!)

新函館北斗駅の中の駅弁屋BENTO CAFE 41°GARDEN

 

エスカレータで2階へ登ると正面には話題の駅弁ショップ「BENTO CAFE 41°GARDEN」があります。

店舗の総面積は約80平方メートル、総事業費は3,500万円。
店名の読みは「ベントーカフェ ヨンイチガーデン」で「41°」は北斗市が北緯41度に位置することからつけられました。
青森県八戸市で駅弁の製造販売をされている「吉田屋」さんが出店された新業態の店舗となっております。
吉田屋さんの歴史は古く創業は明治25年、東北本線開通の翌年に八戸駅にて駅弁の販売を始め、以来120年を越える歴史を持つという老舗です。

しかし、なぜ地元企業ではなく青森の企業が?という方もいらっしゃるでしょう。
実はこの吉田屋さん、創業者の吉田亀五郎さんが北斗市(旧大野町)のご出身ということ。

店名は北斗市の緯度から名付けた。吉田社長は「函館と青森の食の架け橋となって、創業者出身の地である北緯41度のエリアににぎわいを創出し、地域活性化に貢献したい」としている。([函館新聞]より)

BENTO CAFE 41°GARDENの運営を通し、地域へ貢献をしたいとの想いで出店された吉田屋さん。
吉田屋さんへの感謝と共に、我々道民も負けてはいられないという想いを持ちました。

 

新函館北斗の駅弁屋BENTO CAFE 41°GARDENのショーケース

 

ショーケースの中には道産食材を使った煌びやかで色とりどりのお弁当がずらりと並べられていました(画像上部、画像下部左)。
同店の一番の売り「カフェ弁」はこの中から2つもしくは3つをチョイスするというシステムなのですが、どれもこれも垂涎ものでして容易に2つか3つに絞り込めるなどというものではありません(笑)

また、通常の駅弁(画像下部中央)や土産物、スイーツ(画像下部右)も販売されておりました。

購入したものを持って道南観光に向かうも良し、乗り換え車両の中で食するも良し、店内でカフェるのも良し、ニュースタイルの「お弁当」をそれぞれの形で是非お楽しみ下さい。

 

北海道に新時代到来!

新函館北斗駅

 

改札を抜けると広々として気持ちの良い空間が広がっていました。

開放的な空間、新しい建物が放つ清々しい香りを感じながら、北海道にも新たな時代が到来したものだなと感極まる自分がいました。

 

北斗市のマンホールのデザインは北海道新幹線

 

北海道の未来をつくる北海道新幹線。

新たな時代の幕開け。

より北海道が昂り、興隆するイメージを思い描きながら、引き続き有用な情報をしっかりと発信して参りたいと思います。

 

構内図・地図

新函館北斗駅の構内図、バス・タクシー乗り場

 

 

駅隣接の「ホテル・ラ・ジェントプラザ函館北斗」開業日決定!

加筆です!(2016年12月14日)
最新情報が入りましたのでお伝えします。

新函館北斗駅に隣接する宿泊施設「ホテル・ラ・ジェントプラザ函館北斗」は

2017年3月17日㈮にオープン致します!

ホテルが入るのは複合商業施設(延べ6,300平方m)の2~6階部分。フロントは2階に設けられ、同階には大浴場(北斗市の温泉を使用)やレストラン(道産食材を使った料理を提供)も整備されるそうです。
部屋数は107室、ツインが中心ということなので、相当数の収容が見込まれます。

尚、この複合商業施設の1階部分は北斗市が買取り、市の「観光交流センター別館」として利用される模様です。飲食や物販のテナントが入るということなので、観光客を中心に大いに賑わいを見せることでしょう。

他、この記事『北海道新幹線「新函館北斗駅」~周辺および駅舎内部のご紹介~』を書いた7月22日の時点では、ホテル名は「ラ・ジェントステイ新函館北斗」と計画されていましたが、最終的には前述の通り「ホテル・ラ・ジェントプラザ函館北斗」に決まったようです。

くれぐれもお間違え無き様よろしくお願い致します。

追記でした。