「北あかり」は北海道農業試験場で育成され、1987年に「北海道優良品種」となったジャガイモです。
 品種名は育成地である「北海道」と、線虫被害に強いということから、希望の明かりをもたらすであろうという由来より付けられました。
 ビタミンCやカロテンが高いという特徴を持つことから、ヘルシーなじゃがいもとしても人気があります。
 尚、メークインより肉色が濃い黄色ということで「黄金男爵」「ゴールデンポテト」「栗じゃが」の他、「VIP」などの名で売られていることもあります。

 北海道の秋の味覚の王道であるじゃがいも。その中でも北あかりはホクホク系ジャガイモとして代名詞的な存在になっています。
 シンプルに“蒸かしいも”でお召し上がり頂くと、その甘さとホクホク感、ジャガイモならではの味わいをお楽しみ頂けます。
 北あかりは加熱調理することでホクホクするため、蒸かしいもにしてジャガバターで甘さと香りを楽しんだり、フライや粉ふきイモの他、ポテトサラダとしてお召し上がり頂くのもお勧めです。
 男爵薯よりでんぷん価が高く荷崩れしやすいので、煮物でお使いになる場合は“とろ火”でじっくり加熱し、鍋の中でイモが踊らないように注意して調理してください。

 前年に玉ねぎを収穫した圃場で栽培することで病害虫の発生を防ぐというこだわり。また、除草剤や収穫時の乾燥材も使わず、農薬の使用量も抑えるという、正に生産者が手間暇を惜しまずに育て上げた特別なジャガイモ「北あかり」。
 優しさと愛情のこもった旬の”北の大地の恵み”を是非大切な方とご一緒にお楽しみ頂ければと思います。