「インカのめざめ」は希少な品種のじゃがいもです。
 南アンデス地域在来種（ソラナムフレファ）とアメリカ品種を掛け合わせた種子、そして「International Potato Center」から導入した種子を交配して誕生しました。2001年に登録されたばかりの新種のじゃがいもです。
 独特の風味や食味を持つこの品種は、原産地であるアンデスでも非常に人気が高いことから買い求める人も多く、高級なじゃがいもとして取引されています。
 じゃがいもの一大産地である北海道でも、まだまだ生産者が少なく流通量も限られていることから、希少な品種となっています。
 小ぶりですが、外観の色や形は従来からある品種と然程変わりません。
 しかし、肉色はさつまいものような鮮やかな黄色で肉質はきめ細かく滑らか。糖度は一般的に従来品種が４～５程度と言われていますが、インカのめざめは６～８と非常に高く、野菜がそのままスイーツなったようなじゃがいもです。
 風味は味わい深く、栗やサツマイモ、ナッツやカボチャにも例えられ、じゃがいもの中でも非常に人気の高い品種となっています。
 ウイルス病やシストセンチュウに弱いなどの理由から栽培が非常に難しく、収穫も手作業で手間暇が掛かるため、まだ生産者が少ない希少な品種となっています。

 煮くずれが少ないので、カレーやシチュー、肉じゃが等、煮物全般でお楽しみ頂けます。
 お手軽さを求めるなら、ラップでくるんでレンジで１～２分ほど加熱するだけで食べることもできます。
 茹でても揚げても炒めても美味しく頂ける他、調理加工性に優れていることから、ポテトサラダやマッシュポテト、ポテトチップスやフライドポテト、甘味や肉色を生かしてお菓子の材料にも使える等、様々な形でお楽しみ頂けます。
 ねっとりとした食感、濃厚な味わいと独特な風味がやみつきになる「インカのめざめ」。是非一度お試しください。

 前年に玉ねぎを収穫した圃場で栽培することで病害虫の発生を防ぐというこだわり。また、除草剤や収穫時の乾燥材も使わず、農薬の使用量も抑えるという、正に生産者が手間暇を惜しまずに育て上げた特別なジャガイモ「インカのめざめ」。
 優しさと愛情のこもった旬の”北の大地の恵み”を是非大切な方とご一緒にお楽しみ頂ければと思います。